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スタッフブログ

2026/02/27

屋根のカバー工法ができない家とは?3つのデメリットをプロが解説<屋根コラム>

屋根のカバー工法ができない家とは?3つのデメリットをプロが解説<屋根コラム> 画像

リフォーム業者から、こうオススメされたことはありませんか?

「屋根をカバー工法で修理しましょう!」

「安くて早い」というのがオススメの理由。確かに魅力的な工法ではありますが、実はすべてのお家にとって最適というわけではありません。

浜松市や磐田市、湖西市で地域に根ざした屋根修理を行っている「かえルーフ」が、カバー工法の本当のデメリット、そして「このお家にはやってはいけない」という基準について、深く掘り下げて解説します♪

カバー工法が選ばれる背景とその仕組み

カバー工法とは、一言で言えば「今の屋根の上に、新しい屋根を丸ごと重ねる」という手法。「重ね葺き」とも呼ばれます。古い屋根材をはがす必要がないため、解体に伴う騒音や埃が少なく、何より廃材が出る量を劇的に抑えられるという特徴があります。

近年、この工法が急速に普及した背景には「アスベスト問題」があります。2000年代以前に建てられた多くの住宅の化粧スレート屋根には石綿(アスベスト)が含まれており、これを完全に撤去しようとすると、特別な処分費用が発生し、工事価格が跳ね上がってしまいます。

カバー工法であれば、アスベストを壊さずに封じ込めることができるため、経済的なメリットが非常に大きいのです。

知っておくべき、カバー工法の「死角」

しかし、表面が新しくなるからといって、すべてが解決するわけではありません。まず、最も大きな懸念点は「屋根の重量増加」です。

たとえ軽量なガルバリウム鋼板などの金属屋根を重ねるとしても、屋根が二重になる以上、建物にかかる負荷は必ず増えます。

住宅の設計は、もともとの屋根の重さを想定して計算されています。そこに新しい層が加わることは、地震が発生した際に建物の揺れを増大させる原因になり得ます。

特に、築年数が経過して耐震性が低下しているお家の場合、この重量増が命取りになる可能性も否定できません。

次に考えなければならないのが、屋根内部の「呼吸」と「腐食」です。

カバー工法は、古い屋根材をそのまま残して蓋をします。

もし、工事前の段階ですでに雨漏りが発生していたり、屋根の下地である「野地板」が湿気を吸ってボロボロになっていたりした場合、その上から新しい防水シートを張っても、内部の腐食は止まりません。

それどころか、古い屋根材と新しい屋根材の間にわずかな湿気が溜まることで、内部の木材がさらに腐りやすくなるというリスクも孕んでいます。

表面はピカピカの新しい屋根なのに、中身はボロボロ……そんな「見えない時限爆弾」を抱えてしまうのが、カバー工法最大のデメリットと言えるでしょう。

必読!カバー工法の3つのデメリット

「金属の屋根は夏暑く、冬寒いのでは?」…これも多くの方が抱く疑問です。

確かにガルバリウム鋼板そのものに断熱性能はほとんどありません。金属は熱を伝えやすい素材ですから、対策をしないと夏場の暑さが室内に伝わりやすくなります。しかし、ここでも「断熱材一体型」の製品が解決策になります。

「スーパーガルテクト」のような屋根材と断熱材が一体になった製品を使用すれば、断熱性能を確保できます。断熱材の厚みは製品によって異なりますが、15mmから30mm程度のものが一般的です。


さらに、屋根と天井の間に十分な空気層(小屋裏)がある住宅では、その空間が断熱層として機能します。既存の天井断熱材と組み合わせることで、十分な断熱性能を維持できます。また、ガルバリウム鋼板には遮熱塗装を施した製品もあります。

これは太陽光を反射して屋根の表面温度上昇を抑える効果があり、夏場の室内温度を下げる助けになります。

葺き替え工事との決定的な違い

一方で「葺き替え工事」は、古い屋根材をすべて取り払い、防水シートも野地板も、必要であれば構造体まで点検・補修してから新しい屋根を載せる工事です。

費用はカバー工法よりも高くなりますが、その分、屋根の寿命を完全にリセットできるという強みがあります。また、重い瓦から軽い金属屋根に葺き替える場合は、建物全体の重量が劇的に軽くなるため、耐震性をアップさせる役割も果たします。

「今は安く済ませたい」という短期的な視点で見ればカバー工法が優位ですが、「あと30年、この家に安心して住み続けたい」という長期的な視点では、葺き替え工事の方が結果的にコストパフォーマンスが高くなるケースが多いのです。

失敗しないための判断基準とは

では、私たちプロはどのようにして工法を判断しているのか。大切なのは、表面の汚れではなく「下地の健康状態」を見極めることです。

雨漏りの形跡が全くなく、屋根を歩いた時に沈み込むような感覚(フカフカした感触)がなければ、カバー工法は非常に有効な手段となります。

しかし、天井にシミがあったり、築30年以上一度も手入れをしていなかったりする場合は、迷わず葺き替えを検討すべきです。

また、日本瓦のような波のある屋根にはカバー工法は物理的に施工できませんので注意が必要です。

最後に:正確な診断が家を守る

屋根は普段自分たちの目で詳しくチェックすることが難しい場所です。だからこそ、業者の「安いです」「大丈夫です」という言葉だけを鵜呑みにせず、なぜその工法が自分のお家に適しているのか、納得いくまで説明を受けることが大切です。

かえルーフは「ただ屋根を新しくする」のではなく、「お客様の大切な家を長持ちさせる」ことを使命としています。浜松市、磐田市、湖西市の皆様。もし、屋根の劣化や雨漏りに少しでも不安を感じたら、まずは現状を知ることから始めてみませんか。

私たちの診断が、あなたのお家にとって最適な選択をするための助けになれば幸いです。

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