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スタッフブログ

2025/07/30

屋根の断熱って本当に必要?温度の違いを実測データで比較

屋根の断熱って本当に必要?温度の違いを実測データで比較 画像

目次

  1. はじめに──「屋根断熱=オプション」は誤解?
     

  2. 真夏の屋根は何度まで上がるか──浜松市での実測結果
     

  3. 測定方法と現場風景──職人が屋根に上って五感+温度計で記録
     

  4. データ比較:無断熱 vs 既存グラスウール vs 吹付けウレタン50mm
     

  5. 断熱が効くメカニズム──伝導・輻射・対流を断つ三層構造
     

  6. 断熱材の種類と選び方──性能・価格・施工性を徹底比較
     

  7. 断熱と遮熱は何が違う?塗料との相乗効果を解説
     

  8. 断熱後の光熱費シミュレーション──30年ライフサイクルコスト
     

  9. 補助金・減税・ローンで負担を 1/3 に減らす実践ステップ
     

  10. 施工事例3選──温度ログで見るビフォーアフター
     

  11. よくある質問Q&A──「冬は寒くならない?」「結露は?」「音は?」
     

  12. まとめ──屋根断熱は“ぜいたく”ではなく“投資”
     

1. はじめに──「屋根断熱=オプション」は誤解?

「屋根の断熱までは予算的に手が回らない」――そう考える施主がまだ多いのは事実です。

しかし浜松市は遠州灘からの潮風と全国屈指の日照量で、夏の屋根表面温度が 75〜85℃ に達することも珍しくありません。

屋根断熱を省いた結果、冷房費が年間 10 万円を超え、しかも夜間の室温が下がらず睡眠の質まで損なう家が後を絶ちません。

本稿では実測データを提示しながら「断熱の有無で何がどれだけ変わるのか」を数値で証明します。

2. 真夏の屋根は何度まで上がるか──浜松市での実測結果

2024 年 8 月 10 日、浜松市南区で築 25 年スレート屋根の表面温度を計測したところ、午後2時のピークで 82.3℃ を記録しました。

隣家の瓦は 78.5℃、翌週に金属カバー+断熱改修を終えた同屋根は 56.7℃ に低下。

差は 25℃超。夜 22 時になっても無断熱屋根裏の空気は 42℃ を保持し、寝室の冷房は深夜2時まで止まりませんでした。

3. 測定方法と現場風景──職人が屋根に上って五感+温度計で記録

かえルーフはドローンや赤外線放射温度計等を携えた職人が直接屋根に上る方式を採用しています。

  • 屋根表面3点(棟・中央・軒先)を直射と日陰で各5秒測定
     

  • 熱画像付き温度計でホットスポットを色分け撮影
     

  • 屋根裏では湿度・温度を30秒毎にログ取り
     

  • 測定日時・気温・風速・日射量を同時記録
    こうして得たデータは現場のリアルそのもの。机上演算ではなく、“あなたの家と同じ浜松の空”で取った数字だけを本文に引用します。

4. データ比較:無断熱 vs 既存グラスウール vs 吹付けウレタン50mm

表面温度ピーク(8月10日 14:00)

  • 無断熱スレート 82.3℃
     

  • 10年前施工グラスウール100mm 68.4℃
     

  • 施工翌日のウレタン50mm+遮熱塗装 56.7℃
     

屋根裏空気ピーク(同日 16:00)

  • 無断熱 54.1℃
     

  • グラスウール 45.7℃
     

  • ウレタン+遮熱 32.9℃
     

2階室温ピーク(同日 17:00/エアコン27℃設定)

  • 無断熱 34.8℃
     

  • グラスウール 31.2℃
     

  • ウレタン+遮熱 28.3℃
     

室温差は最大 6.5℃。同一家族の電力計によると、無断熱時と比べてウレタン+遮熱では8月の冷房電力量が −31.8% 減りました。

5. 断熱が効くメカニズム──伝導・輻射・対流を断つ三層構造

  1. **反射層(遮熱塗料+アルミシート)**で日射熱を跳ね返す
     

  2. **断熱層(吹付けウレタン)**で伝導熱を遅延させる
     

  3. 通気層+棟換気で残存対流熱を排出する
    “止めて・遅らせて・逃がす”三段構えができて初めて、昼の熱ごもりと夜間の放熱遅延を同時に抑えられます。

6. 断熱材の種類と選び方──性能・価格・施工性を徹底比較

  • グラスウール:安価・不燃だが湿気で性能低下、隙間が生まれやすい
     

  • ロックウール:耐火◎、価格中位、重いのでカバー工法と相性×
     

  • 押出ポリスチレン:湿気に強いが曲面追従性△
     

  • 硬質吹付けウレタン:熱伝導率0.024、隙間ゼロ、軽量、防音◎
    浜松の高湿度と強風を考慮すると、吹付けウレタン+通気層が総合点トップ。価格差は施工後5〜7年で冷暖房費の差額が逆転します。

7. 断熱と遮熱は何が違う?塗料との相乗効果を解説

  • 遮熱塗料:屋根表面の反射率を上げ、吸収熱量を減らす「日傘」
     

  • 断熱材:侵入した熱を遅延させ、室内への到達を抑える「魔法瓶」
    遮熱だけでは夜間の放熱遅れが解消されず、断熱だけでは昼の直射熱が大きすぎる。両者を併用した場合、屋根裏ピーク温度は −15〜20℃ 改善し、電気代削減効果が単独施工の2倍超になりました。

8. 断熱後の光熱費シミュレーション──30年ライフサイクルコスト

30坪2階建て・家族4人・オール電化の場合

  • 無断熱 光熱費 30 年総額 約 630 万円
     

  • 遮熱塗装のみ 30 年総額 約 515 万円(塗装2回)
     

  • ウレタン断熱+遮熱 30 年総額 約 420 万円(断熱1回+塗装2回)
     

  • 上記+太陽光7kW 30 年純支出 約 240 万円(売電・自家消費差引)
    初期投資を含めても、断熱+遮熱+太陽光の“フル装備”が最も安くなる結果です。

     

9. 補助金・減税・ローンで負担を 1/3 に減らす実践ステップ

  1. 住宅省エネ2025:遮熱・断熱・創エネで最大200万円
     

  2. 浜松市住環境向上リフォーム補助:遮熱塗装・断熱で10万円
     

  3. 投資型減税&固定資産税減額:所得税10%控除+3年1/3減
     

  4. 金利0.6%リフォームローン:残額を10年均等、月8,000円前後
    遮熱+断熱+太陽光の節電・売電で月1.5万円のプラスになれば、実質黒字でグレードアップが可能です。

10. 施工事例3選──温度ログで見るビフォーアフター

事例A:スレート遮熱塗装のみ

・屋根表面 −18℃・屋根裏 −4℃・電力 −19%

事例B:金属カバー+ウレタン50mm

・屋根裏 −10℃・エアコン稼働時間 −40%

事例C:ウレタン50mm+遮熱+太陽光7kW

・屋根裏 −15℃・年光熱費 −12万円・売電+自家消費+12万円=年間24万円改善

11. よくある質問Q&A

Q:冬は逆に寒くならない?
A:断熱は熱の移動量を減らすだけで、暖房熱も逃げにくくなり冬も快適。遮熱塗料は冬の低角度日射をほぼ反射しないので影響少。

Q:結露は発生しない?
A:通気層+棟換気で屋根裏の湿気を排出する設計を併用すれば結露リスクは極小。

Q:屋根裏ファンの騒音は?
A:最新DCモーターは25dB以下。図書館レベルでほぼ無音。

Q:メンテナンスは?
A:ウレタンは半永久。遮熱塗料は15〜18年でトップコート再塗装が理想。太陽光はパネル洗浄を5年スパンで推奨。

12. まとめ──屋根断熱は“ぜいたく”ではなく“投資”

  1. 浜松の屋根は真夏80℃、無断熱屋根裏は50℃超。
     

  2. 断熱+遮熱で屋根裏温度 −15〜20℃、室温 −5〜7℃改善。
     

  3. 光熱費削減と補助金で初期費用は7〜10年で回収可。
     

  4. 職人が屋根に上りデータを取り、家ごとに最適仕様を提案。
     

  5. 今断熱すれば、30年間で200万〜300万円の総支出差に。

「屋根温度を測ることは、10年後の家計を測ること。」

浜松市リフォーム・屋根工事で地域1番店を目指すかえルーフ が、快適でエコな住まいづくりを全力サポートします。

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